いまどきの住宅基準
先日 地中熱ヒートポンプの事を書いてみた。
すると 思った以上の閲覧数があった。
びっくらこいた。
これは 住宅会社のブログとして
まじめ路線でいった方が
良いのだろうかと思ってしまった。
普段 テキト〜過ぎるという事でもあるが・・・。
でも そんなに思い付く内容がないので
まじめと不真面目 ごちゃ混ぜでいこうと思います。
本日は まじめな方です。
みなさん 家を建てようとする時
何を基準にして 会社選びをしていますか?
たとえば ネームバリューであったり
デザイン性であったり 価格であったり。
色々な事を総合的に判断して選んでいると想像します。
その中の一つに 住宅性能があるはずです。
今回は この辺のことを書こうと思います。
基本的な住宅性能で すぐに思い付くだろう
高気密高断熱 という言葉。
面白いことに どこの会社でも うたわれている(笑)。
なので 数値化されている。
なじみ深いところで
C値(隙間相当面積)と
Q値(熱損失係数)というものがある。
いまだに良く見かけるが
じつは C値は既に廃止されている。
Q値は平成25年改正省エネルギー基準の移行にあわせて
Ua値(外皮平均熱貫流率) というものに変わる。
うむ よくわからん という方が多いと思う。
簡単に書くと
C値は 気密性のことだ。
家に あいている穴の大きさの事で
小さいほど良い。
だって 大きかったら虫や冷たい空気が入ってくる。
専用の機械をつかって測定します。
Q値、Ua値 これは説明が難しい。
単純に断熱性能を数値化したものだと思って下さい。
これも小さいほど良い。
計算で求め実測ではありません。
Ua値 の方がより正確な数値が出せるようになりました。
ここまで読み返して文字しかない。
むりやり画像を入れてみる。
これが浮かんだ。
あと歌手のUA(ウーア)が浮かんだ。
そして2020年から義務化される 『 低炭素住宅 』 というものがある。
Ua値 と 一次エネルギー消費量 ( 省エネ設備とか創エネ設備のこと )を
組み合わせて認定される住宅だ。
冷房の基準もあるが 北海道は気にしなくても良いみたいだ。
弊社も この新基準の住宅に向けて取組み始めている。
この基準を勉強していて思うことがある。
北国の住宅を造るに当たって
断熱と気密、そして換気。
この3つは 切っても切れない関係だと思っている。
3種の神器みたいなものだ。
だけど この新基準 気密性能の基準が無い。
完全に無いわけではないが
配慮すること という程度に留まっている。
いくら C値 という単位が廃止されたとしても
なにか基準をつくるべきだと思ってしまう。
たとえ ものすごい高断熱だったとしても
気密性がいいかげんだと 意味が無いからだ。
実際に家を建てる場合も
断熱を増やすより (量にもよるが)
気密性を上げる方が
職人さん達の手間がかかる。
仕上がった状態では見えなくなる所だが
手間をかけてでも やる意味があるから やっているのだ。
これだけは こだわって続けていこうと考えています。
もう一つの神器 換気性能。
これは Q値 には含まれていたが
Ua値には含まれない。
けれど一次エネルギー消費量 の方に引っ越しした。
ひとまず安心だが
Q値のように断熱と一緒に考えるから意味がある とも考えている。
ここは もう少し勉強しようと思っている。
新基準移行にあたって
ただその基準をクリアする事だけではなく
今までやってきて 良かったと思っている事は
少々のコストがかかろうとも
そのまま続けていこうと思います。
えらそうに ここまで書いてみたが
本当に合っているか不安になってきた・・・。
12月5日に国が開催する
新基準住宅に関する設計講習会に参加してきます。
そこで勉強して 間違えている所があれば訂正します。
懲りずに今度は換気性能の
うんちくを書いてみようかと思っている三箇でした。